MOTと聞いたとき、一介の企業技術者として何ができるのか疑心暗鬼でしたが、本カリキュラムを通じて学ぶことは、企業技術者にこそ必要なスキルだと感じました。講義内容も講師の先生方の技術者としての実体験に基づく話が多く、説得力があり、MOTの重要性にきづかされました。
受講後、自身の視野が広がったことを実感しています。また、本講座を通し同業他社の同年代の方々と交流が持て、人脈、知見が広がりました。
MOTと聞くと難しく感じられるかもしれませんが、実は日ごろの業務の延長にある物事であり、この講座で新たな視点を身につけることができると思います。

それまで研究開発に勤しんでいただけだった私が、まず学びたかったことは、新しいテーマを経営者に納得してもらうには何が必要で、必要な情報をどう収集し、どう分析するのか、WHATとHOWにあたる即実践的手法でした。私が受講したコースは、その即実践できる情報の着眼点や思考ツールなどが凝縮されていました。個性豊かな講師陣と異業種の仲間達との演習を繰り返すことで、書籍だけでは得られない実践的な思考と手法を習得することができました。
受講後は仕事への効果はもちろん、新聞やニュースの捉え方まで変わり、視野が格段に広がったと実感しています。

担当する事業の主力商品が成長から停滞期に入り、組織そのものがルーチンワーク化した業務に終始しはじめていると思えてならなかった時期がありました。今思えばその頃がOGBCさんのMOTカリキュラムへの 参加の始まりだったと思います。
毎年、中堅の開発担当者が短期集中コースでお世話になっていますが、どこで稼ぐか？何がコアな技術か？という基本的な部分に対して積極的な発言が確実に増えていると思います。
どんどんイノベーションが生まれてくることを期待しMOT教育を続けていきたいと思っています。