MOTについて学問的にその理論を学ぶだけではなく、講師の方の実体験に基づいた実例を題材とした講義が多くあり、親しみをもって学ぶことができました。
数々の企業の事例研究を行うことで、他社状況などを読み取る力が格段に上がったと感じたほか、全体を通して受講生同士によるディスカッションが多く取り入れられており、他企業の受講生との議論を重ねることで、論理的思考力やファシリテーション力についても鍛えられたと感じています。
さらにそうした経験を通じて、知識はもとより、多様な業種の受講生とのつながりを持てたことは非常に良かったと感じています。

入社以来、営業職一筋だったため上長からMOTスクールの受講を勧められた時は、正直なところ「なぜ営業が？」と思いました。しかしMOTを受講して、技術をいかに事業化していくか、事業創出のための基本的な考え方を学び、事業の創出には営業部門がどんな役割を果たさないといけないのか考える良いきっかけになりました。
技術力だけでは事業はできず、技術をいかに事業化し経営につなげるのかは営業に大きな役割があることもさまざまな手法から解りました。
受講後は社内の技術課題などにも積極的に関わり視野を広く持ち、いかに事業を創出していくかを常に考えながら社内、外を見るよう心掛けております。

当社は「英才教育」「底上げ教育」「技術教育」の３本を柱とて人財を育成していま す。その中でも「英才教育」ではMOT魂を醸成することを目指しています。当社は技術者の比率が高いので必然的に幹部候補は技術者となりますが経営に携わる機会もありません。
そこで技術経営の基本を異業種の方と活発に意見交換しながら育成できる本スクールを活用しています。現在は卒業生を中心にMOT魂を社内に水平展開する施策を実施しており、活発な意見が言える風土に変化していると感じます。
今後も社内のみならず日本の製造業を牽引するぐらいの気持ちで参加させていただきます。